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トリュフ祭りに行ってきました【イタリア旅行記2017】

イタリア北部のアルバという町で毎年秋に開催される、白トリュフ祭りに行ってきました。

鉄道を使うと、ミラノからアルバまで時間と列車の種類にもよりますが、
だいたい3時間ぐらいでしょうか。日帰り全然OKです。
ミラノにおっきなスーツケース置いて、
トロリーバッグやリュックで身軽に遠足なんていいかもしれません。
時間があったら一泊ぐらいするとのんびり散策できますよ。



あ、トリュフってチョコレートじゃないですよ。
知ってますよねー。
すみません。わたし自身がかなり大人になるまでチョコレートと勘違いしてたので。
世界三大珍味のひとつがチョコってのも、ない話ではないわよね、って。


あ、でもアルバって、あのヌテラフェレロ社創業の地ですよ。
ヘーゼルナッツペーストから作られる、チョコレートのスプレッド。
ヌテッラ、ともいいますね。

イタリア人でこれ嫌いって人いるのかしら。
イタリアのお母さん、子どもに覚えさせたくないみたい、ヌテラ、中毒になるから。
そんなお母さんだって子どものころから中毒じゃん?


2015年にフェレロの会長が他界されたときは

国葬ですか?

的にイタリア中悲しみに包まれたそう。
イタリアで、ヨーローッパで、今や世界中で愛されるチョコスプレッド。
わからなくもないです。



話し戻します、トリュフ祭りです。


北中部イタリアでは、10月から12月あたまにかけて白トリュフが採れます。
アルバを始めとした産地ではトリュフ祭りが開催されるのです。

白トリュフは生のまま薄くスライスして食材に振りかけていただくことが多く、
だから新鮮さが大切です。


まだあと3回週末がありますね、間に合います!

会期中の土日にトリュフマーケットと、トリュフショーがありますよ。
平日に行かないでくださいね。

場所は Cortile della Maddalena 、ここはアルバ駅から5分くらいです。


メルカートはこんな感じ。
名産品ヘーゼルナッツありますね。

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トリュフと並ぶ秋の味覚ポルチーニ
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イタリアの秋の風物詩ですね、焼き栗
熱々を紙袋に入れてくれるんだけど、紙袋に紙袋がくっついてるの。
片方に栗が入ってて、片方に食べ終わった殻を入れるのよ。
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さてトリュフショー、入場料は3.5ユーロ(約470円)。
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マーケットでも十分楽しめますが、絶対トリュフショーは入ってみてください。


小さな体育館みたいなところに
いろいろなお店、
チョコレート、ワイン、オリーブオイル、パスタ、ポルチーニ、などなど。
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で、体育館の真ん中に、どんっ!トリュフ直売コーナー!

ふたつきのショーケースに
まるで宝石のようにお行儀よく並ぶトリュフたち。
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ハンターのおじさん(ま、ハンターはとかとかなんだけど)が、

「ほーら、どうだい?」

香りをかがせてもらったけど、湿った落ち葉?

ハンター直売まるごとトリュフはちょっと躊躇しちゃうという人は、
練りこんだバターとか、ペーストとか。
いろいろあります。
味見させてもらえます。
小さい瓶もあるので、お土産にも。
どれにしようかな。
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チーズもたーくさん、買う前に味見させてもらえます。
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ワインは、こうやって専用のグラスで有料ですが試飲できます。
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奥には立食ですがお食事コーナーがあります。
この辺りのすばらしい生ハム、サラミやチーズ、
郷土料理のパスタと上に振りかける白トリュフ、
ワインはバローロ、バルバレスコ、バルべーラなど。
期待できます。侮れません。
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日曜に行ったのですが、はい、混んでました。
レストランもどこも。
行きたいお店があるようなら、事前に予約をお勧めします。
この時期は一番稼ぎ時なんだと思います。

屋台のパスタをいただきましたが、
たぶん特設お食事コーナーもこんな感じなんだと思います。
おいしかったですよ。
赤ワインも、とても。

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次の日の月曜日は、まるで違う町?みたいな静けさでした。
景色がまるで違うので、5分の駅までの道がわからなかったくらい。

近くを通ったご婦人に駅までの道を聞いたとき、
「今度は車で来るといいわよー、景色がすばらしいから」


アルバは食のレベルがイタリアの中でも高いというし、
次はいろいろ調べて、レストランも予約して、
ドライブしながら来てみたいです。

おっと、車じゃワイン飲めないじゃん。




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by ciaomidori | 2017-11-08 15:19 | 旅行記 | Comments(0)

コルドン・ブルー出身の料理家であり、ワインのソムリエがお伝えする、イタリア、フランスの心温まる家庭料理と地方のおそうざい。


by なだみど